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運航事業会社に必要なドキュメント類

運航事業者として最低限必要となるドキュメントが、

(1) 規程類
(2) マニュアル/手順書
(3) チェックリスト

です。(もちろん、他にもあります。あくまでも最低限の話です)

我々はから(3)着手して(2)→(1)と進めましたが、結論から言うと、遠回り極まりないです。 上位レイヤーから順番に作成したほうが、ブレ・ヌケ・モレが少なくて済みます。 そしてこの順でドキュメント類を作成することで、 CRMの概念を自社の運航に取り入れやすくもなります。

作りやすいのは(3)ですから、(3)→(2)→(1)と進めるのも止めはしません。一切のドキュメントがないよりずっと良いと思います。ただ、根幹となる部分が抜けた状態ですので、どうしても方針がブレやすくなります。そこは強い意志を持って、自分たちのスタンスを曲げないようにしてくださいね(笑)

また、運航規程や手順書といった“基本ルール”を策定した上で、LOFT(Line-Oriented Flight Training)のような現場の運航を想定したシナリオ演習を組み合わせることで初めて、ドローン運航におけるCRMを定着させやすくなります。
CRMの概念だけいきなりドローン運航に用いようとしても、簡単にはいかないです。小手先の対応にしかなりません。これも身を持って経験済みです。

<strong>戸出 智祐(株式会社ダイヤサービス 代表/“ドローン安全ヘンタイ”)</strong> ドローン運航安全の分野で10年以上の経験を持つ、安全管理・教育の専門家。全国の自治体や企業など10社以上に対して、航空業界レベルの安全運航体制づくりや研修、コンサルティングを行ってきました。 操縦技量だけでなく、チームや組織の“ノンテクニカルスキル”を重視し、現場で本当に役立つ安全文化を普及することに情熱を注いでいます。自ら現場で危険な経験をしたことが原点で、「誰もが安心して働ける現場」を本気で目指して活動中。 千葉市花見川区を拠点に、現場目線でリアルな課題解決にこだわり続けています。無類の車好き。ブログでは、同じ現場型の読者の方と想いを共有できればと考えています。

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