全米でもニューヨークを中心に、新型コロナウィルスの蔓延が止まらない勢いです。そんな状況下においても、STEM先進国のアメリカではオンラインにより授業が早々に再開され、学びの機会を妨げること無く教育が進んでいるようです。
全米の学校・大学でオンライン授業に移行、体育や音楽まで。課題は低学年やWi-fi環境
一方でSTEM後進国の日本では、あくまでも学校に通って学ぶことが未だに前提。春休み延長か否かで世論は真っ二つの状態です。もちろん、面と面で向かってこそ学べることも多数ありますので、一概にオンライン授業の全てが良いとは言いません。しかしながら、こういった有事の際に、それまでの取り組みの差が明確に出てしまいますね。
記事の中で、日本でオンライン授業が進まない理由が挙げられております。
- アメリカではテクノロジーという科目があり、パソコン操作やタイピングに子どもが慣れる環境がある。また、日頃からオンライン教材も多用している。これに対し日本の学校は、教科書+黒板という形式が主流となっている
- 学校と保護者の間で、連絡や子どものスケジュール、成績なども日頃から、ログインする専用サイトで管理しているので、先生も保護者もオンラインでのコミュニケーションに慣れている
やはり常日頃からITに慣れておくということが必要不可欠のようです。(”インターネットの接続速度や普及率は、アメリカをはるかに上回る”というのは知りませんでした。)
悔しいですが、これが現実です。PC・タブレット等のデバイス環境、GIGAスクール構想は日本政府に頑張って加速させてもらうしかありません。私達にできることとしては、STEM事業「ステドロ」をより一層加速させていくことに尽きると思っています。世界に負けない子供たちを日本から排出したい。この思いを常に忘れず、精進してまいりたいと思います。
なにはともあれ、日本も新型コロナウィルスの影響で大変なことになっております。皆様、どうぞお気をつけください。そしてお互いにこの困難を乗り切りましょう。

戸出 智祐(株式会社ダイヤサービス 代表/“ドローン安全ヘンタイ”)
ドローン運航安全の分野で10年以上の経験を持つ、安全管理・教育の専門家。全国の自治体や企業など10社以上に対して、航空業界レベルの安全運航体制づくりや研修、コンサルティングを行ってきました。
操縦技量だけでなく、チームや組織の“ノンテクニカルスキル”を重視し、現場で本当に役立つ安全文化を普及することに情熱を注いでいます。自ら現場で危険な経験をしたことが原点で、「誰もが安心して働ける現場」を本気で目指して活動中。
千葉市花見川区を拠点に、現場目線でリアルな課題解決にこだわり続けています。無類の車好き。ブログでは、同じ現場型の読者の方と想いを共有できればと考えています。