航空分野では、ICAO(国際民間航空機関)Annex 19 により、すべての運航組織に Safety Management System(SMS) の構築が義務づけられています。この「仕組みとしての安全管理」は、有人航空のみならず、ドローン運航にも不可欠な基盤となりつつあります。
本ツールは、ICAOが定義する SMS の4要素
① Safety Policy & Objectives(安全方針と目標)
② Safety Risk Management(安全リスク管理)
③ Safety Assurance(安全保証)
④ Safety Promotion(安全推進)
をそのまま構造化し、ドローン運航事業者向けに再設計したものです。Yes/Partial/No の三択形式で回答していくだけで、自社のSMS体制を国際基準に照らして評価できます。
- 各項目はICAO Doc.9859(Safety Management Manual)およびJARUS SORA 2.0/2.5 のリスク管理概念と整合
- 結果は平均スコア・ギャップ率・要素別分析として自動表示
- 組織の安全文化成熟度を「見える化」し、改善の優先順位を提示
この体験版は、当社が実運航評価で活用しているドローン版LOSA(Line Operations Safety Audit:D-LOSA) の一部を、誰でも手軽に試せるようにしたものです。
SMSギャップ分析チェックリスト(D-LOSA体験版)
ICAO Annex 19/Doc 9859の構造に基づく、ドローン運航向けセルフ診断。Yes/Partial/Noの選択だけで自動採点します。
| No | コンポーネント | サブ項目 | Yesの判断基準(満たす条件) | 評価 |
|---|
採点ルール:Yes=3 / Partial=2 / No=1(行は自動で緑・黄・赤に色分け)
総合スコア(平均)
–
最大3.0(=全てYes)
ギャップ率
–
(3-平均)/3 ×100%
コンポーネント別 集計