Operation Rules
運航ルールに関する詳細
株式会社ダイヤサービスでは、航空分野をモデルとした独自の「運航管理規程」を策定し、6つのカテゴリーを基盤に全フェーズで安全を徹底しています。本ページでは、その一部を抜粋しご紹介します。
運航プロセス
- 飛行前: 資機材点検、テレメトリー確認、飛行計画の最終チェック。チーム全員でブリーフィングを実施し、リスクと緊急連絡体制を再確認。
- 飛行中: 運航管理者が気象や周囲環境を常時モニタリング。異常時は「行動指針」に従い、即時に中断・着陸を判断。
- 飛行後: 飛行ログや映像データの収集・分析。ヒヤリハット報告を行い、必要に応じマニュアルや点検要領を修正。
疲労管理基準の適用
ドローン運航は高度な判断の連続であり、疲労による集中力・判断力の低下は重大事故につながります。当社では以下の「疲労管理基準」を設けています。
| 基準項目 | 定義 | 基準時間 |
|---|---|---|
| 飛行勤務時間 (FDP) | ブリーフィング開始から業務終了まで | 8時間(夜間飛行含む場合は6時間) |
| 連続運航時間 | 準備・飛行・回収・次フライト準備を含む | 1.5時間ごとに10分休憩 |
| 必要な休養時間 | 業務終了から次勤務まで | 10時間 |
| 週あたり勤務日数 | 連続で勤務できる最大日数 | 6日まで(7日連続は禁止) |
ステイラルオペレーションルール
航空機の「ステライルコックピットルール」をベースに、重要フェーズ中は運航に関係のない会話や作業を禁止しています。
| 適用範囲 | 概要 |
|---|---|
| 飛行高度30m未満 | 障害物回避リスクが高まるため、不要な会話や作業を禁止。 |
| 離陸・着陸・最終アプローチ | 操縦ミスや機材トラブルが起こりやすいため、厳格に適用。 |
| 運行中の緊急事態 | システム障害・天候急変・人為的ミスなど発生時は集中対応。 |