私たちは現在、自社のユニフォームやグッズに会社ロゴを使っていません。
代わりに、必ず「FLY SAFE」という言葉を記しています。
それは単なるデザインではありません。
この言葉こそが、私たちダイヤサービスの原理原則であり、社会に対して掲げる“約束”です。



なぜ「FLY SAFE」なのか?
ドローン産業界が広がりを見せる中で、私たちは一貫して「安全を最優先にする運航」を掲げてきました。
新しい技術が登場し、法律が整備されていく中でも、根底にあるべきは“人が守る安全”であると信じているからです。
この信念を、社内だけでなく、社会全体に伝えていくために選んだ言葉が「FLY SAFE」でした。
会社のロゴマークでは伝えられない理念を二語に凝縮し、身につけ、掲げ、行動で示す。
それが私たちの選んだ”伝え方”です。
理念を「行動」に変えるために
「FLY SAFE」の表記は、社内における意識統一の象徴でもあります。
私たちは日々、操縦者・運航管理・整備などを分担し、チームで飛行を支えています。
単独での判断を避け、「一人の責任にしない文化」を大切にしています。
また、国家資格講習においても、ノンテクニカルスキルやチーム連携の重要性を伝えています。
安全は、機体の性能や技量だけで守れるものではありません。
人と人がどう連携し、状況をどう読み、声をかけ合えるか。
私たちはその部分にこそ、最も力を入れてきました。
現場では飛行前にチームでリスクアセスメントを行い、危険要因を洗い出しています。
たとえ些細な違和感でも声に出し、全員で情報を共有し合う。それが私たちのスタンダードです。
また、飛行現場での安全が個人任せにならないよう、運航前のブリーフィングや指さし確認、ダブルチェックの徹底など、日々のルーティンの中に安全文化を組み込んでいます。
どのポジションでも遠慮なく意見を出し合える雰囲気をつくること、そして不安があればその場で止める判断を尊重すること。
こうした当たり前を続けることこそが、「FLY SAFE」の本質だと考えています。
FLY SAFEは、スローガンではない
この言葉は、流行語でもキャッチコピーでもありません。
「安全に飛ばすこと」ではなく、「安全が前提であること」。
それが私たちの根本姿勢です。
誰に言われたわけでもなく、社内で自然と選ばれたこの言葉を、
私たちは、現場での実践を通じて社会に示し続けています。
あえて“ドローン産業界の外”で伝える理由
私たちは、モータースポーツ分野での広告宣伝活動においても、会社名ではなく「FLY SAFE」の名前を掲げています。なぜドローンとは関係のない分野で、安全という言葉を訴えているのか?
その理由は明確です。
ドローンの利便性を享受するのは、同業者ではなく一般の皆さまです。
私たちの想いや理念を本当に届けるべき相手は、業界内ではなく社会全体です。
モータースポーツというリスクと隣り合わせの世界において「安全」という言葉を掲げることは、「どんな場面でも、安全が当たり前であってほしい」という私たちの願いが込められています。
最後に
FLY SAFEは、単なる表現や見せ方ではありません。
それは私たちが現場で日々実行し続けている、安全文化の象徴です。
私たちはこれからも、「FLY SAFE」という言葉とともに、安全な運航文化をつくっていきます。